〜理事長所信〜
2008年度 社団法人 寝屋川青年会議所
理事長所信
第33代理事長 加藤 義尚
◆ごあいさつ
約半世紀前の戦後復興の最中、東京で、当時の若き有志達が声を掛け合い、青年会議所活動が始まり、その志が各地に広がり、寝屋川では33年前に諸先輩方により、全国で602番目に(社)寝屋川青年会議所として活動をスタートされた・・・
そして現在もその志を引き継いで約80名のメンバーがこの寝屋川で活動しています。
平成に入り、戦後最大といわれた好景気絶頂の中で突如やってきたバブル崩壊という苦難を経て、現在は少しずつ景気が
上向いてきているとされますが、実感がわかない方も多いかと思います。幸いながら当青年会議所はここ数年、皆様のご支援により
メンバー減少を何とか押さえ、また様々な面において全国から注目されるほどのLOMとなってきています。
その中で、青年会議所活動の目標として掲げている「明るい豊かな社会の実現」とは何をもって達成されるのか・・・
何をもって実現できるのか・・・私たちは常に模索していきながら活動してまいりました。
現在においては、その一つが地域に密着した事業を行うべく、事業のほとんどを公開する取り組みであり、また開かれた組織を
目指すべく、寝屋川の各団体の皆様と共同で事業を行う、あるいは事業をサポートすることでもありました。社会から求められる
「真の公益性をもった社団法人の活動」と活動目標として掲げる「明るい豊かな社会の実現」の両立命題は非常に難しいもので
ありますが、今年度もメンバー一同鋭意邁進いたしますので、どうかご支援、ご指導、ご協力、叱咤激励のほど宜しくお願い
申し上げます。
◆スローガン 情熱の種をうつしていこう
アメリカの故ジョン・F・ケネディ大統領が生前、日本人記者団に対し、自分が最も尊敬する日本人は「上杉鷹山(ようざん)」であると述べたといわれています。その上杉鷹山が家臣たちに伝えた「火種を移せ」という言葉からヒントをいただきスローガンと
させていただきました。「火種」とは、火鉢の中で灰に埋もれ、消えかけていた小さな炭の火のことです。たとえ小さな火種でも、
誰かが愛情と信頼をもって他の炭に火を移すことにより、その炭の火の種は段々と広がり、やがて火鉢は暖かくなることができる。
寝屋川のなかでも情熱の火種をメンバー自らが移すことにより、やがて活性化し、寝屋川全体が更なる「明るい豊かな社会の実現」
に近づいてゆく・・・そんな願いが込められた言葉です。
この上杉鷹山は今から二百数十年ほど前(江戸時代)の現山形県に
ある米沢藩の藩主であり、当時の日本に「民主主義」という概念すらない中、「藩民主体」という驚くべき改革を行い、米沢藩を窮地から
救ったことで知られています。その改革は単なる経費削減やリストラ、人員配置転換だけではなく、根底には常に「愛情」と「信頼」
という、いわゆる「思いやり」があったとされています。
今、この寝屋川にて私たちが何を成すべきか戦後の驚異的な復興にて経済面では世界をリードするまでになった日本が、平成期の
バブル崩壊にてピンチにたたされましたが、日本独自の新たな経済路線を徐々に確立しつつあります。その反面、以前より増して
何においても原則は競争社会であるということが当たり前のような現実に直面しているのも事実です。その対象は子ども、青少年
から大人ひいてはお年寄りや女性まで全国民が自由の強調と引き換えに競争社会に直面しているのではないかと思います。
もちろんこの寝屋川の街の中でも例外ではなく、重く現実がのしかかってきているところがあることでしょう。そんな社会の中、
この寝屋川の中で我々は何を成すべきであるのか、何を提供するべきであるのか、何をもって「明るい豊かな社会の実現」
を目指すことができるのか・・・答えはそう単純に出せるものではありませんが、少しずつ、地味ながらでも良いからメンバー各自が
常に自問自答し、アクションにつなげる答えを見いだしていかなければなりません。今まで行ってきた事業だけに満足せず、
アンテナを張り巡らせて常に新たな模索を行ってまいりたいと思います。
◆事業のあり方を考える
数年前から事業は基本的に公開する。例会もしかりという方針を続けてまいりました。特に青少年を対象とする事業においては、わんぱく相撲・ちびっこ野球・フットサル・ちびっこサスケなどのスポーツ事業、
ハートコンサート等の文化事業、各公開例会をはじめジュニアサミット・ヤングリーダーセミナーや親子探検隊、
和太鼓フェスティバル等による教育事業と、かなり充実した内容の事業が行えるようになりました。またそれぞれの事業は単独で
行うのではなく地域の様々な団体の皆様と協力して行う事業も増えました。寝屋川に愛情を持つ様々な方々との交流を通して、
着実に地域との連帯が進みつつあることは、数年前に掲げた「開かれた組織」と「真の公益性の追求」の実現の成果が少しずつでは
ありますが出てきている現われではないかと考えております。
その中での嬉しい悲鳴ではありますが、ほぼ毎週末に当青年会議所が関わる事業に追われるという状況が続くようになってまいり
ました。サテライト化に移行し、かつ必要有効数のメンバー負担にて事業が行えたらよいのですが、システム構築が発展途上の
事業も多々あり、いささかここで事業のあり方の再点検も必要となってきております。本年は例会のいくつかをメンバーのための
研修要素も取り入れたものとし、メンバーのスキルアップと交流をはかりながら、なおかつ公開事業をより効果的に行えるよう
努めてまいりたいと思います。
◆サテライト化実行ならびに継続事業の更なる充実とスリム化を目指す
当青年会議所30周年を機に掲げたサテライト構想が徐々に実をなし、昨年は更にいくつかの共同事業の主体が当青年会議所から地域の団体やグループに移り実行されました。また、寝屋川まつりをはじめとする継続されている事業も順調に行うことが出来ました。
しかしながらメンバーへの負担はそれなりに重くのしかかり、新たな事業を行うにあたり、人員的・スケジュール的にも壁に
なりつつあります。今年度は、事業内容の充実をはかりつつ、更なるサテライト化の実行を目指す必要があります。
また継続事業に関しても、実行内容の充実かつスリム化が必要不可欠となってまいります。
◆メンバーの更なる拡充を目指す
冒頭にて、ここ数年当青年会議所は会員の減少を抑えることが出来ているとは申しましたが、今年度卒業に当たる43年生は約15名おります。しかもここ数年内に行った事業においてキーマンとなったメンバーが多々居るのも紛れもない事実です。
今まで養い培った情熱の種をうまく後進のメンバーに託すことが重要です。またそれが寝屋川青年会議所にとり新たな活性化にも
つながり、また今後のメンバー拡大にもつながる最重要課題でもあります。当LOMの将来を左右することにもなるこの現実を
メンバー一丸となって何とかクリアし、更なる魅力的な(社)寝屋川青年会議所を目指していきたいと思っております。
◆さいごに
以上のことを踏まえて今年度メンバー一同活動してまいりたいと思います。関係諸団体・諸機関の皆様、ならびに親愛なるシニアクラブの先輩諸兄におかれましてはご指導、ご鞭撻ならびにご理解、
ご協力をお願い申し上げます。
私事ではございますが、約10数年前に寝屋川の地に腰を下ろし、そしてご縁をいただきこの寝屋川で青年会議所活動に参加させて
いただくようなり約6年の歳月がながれています。思い起こせば多くの先輩やメンバーそして地域の皆さんと様々な活動を通じて
交流させていただき、また勉強させていただきました。そして多くの思いやりのこもった情熱を通じて寝屋川への熱き思いを
共有させていただきました。最終年度に理事長という大役をいただき、恩返しとしてわたしに何が残せるのであろうか・・・
常に自問自答しています。
ある方の言葉を借りれば・・・何かを始めないとそれに対しての経過と結果はない。頭の中で終わらす前に何かをやる。
そしてやってみる価値はそこにある・・・寝屋川の明るい未来のために行動をおこしていこう。そして情熱の種をうつしていこう。
精一杯頑張る所存です。どうか1年間よろしくお願いいたします。
